11月に入って冷える日が出てきて、温かい食べ物が恋しくなる季節。
スーパーに行ったら豚バラブロックが98円/100g、鶏の手羽元が45円/100g。
これは、これは作るしかない。
「ほでん」を!!
ぽでんとは?その魅力
「ぽでん」は漫画「広告会社、男子寮のおかずくん」に出てくる料理。
「ポトフ」で「おでん」な料理なので「ぽでん」です。
にんじん、じゃがいも、たまねぎなどポトフに使う材料がありつつも、だいこんが入ったりかつお節の出汁などおでん要素もあるのです。
何より凄いのは、
この料理で使う調味料は塩のみなのです。
普段、ご飯4合炊く鍋の量で塩小さじ1だけ入れます。
最初はそれだけって味薄くない?と思うのですが、肉と野菜とかつお節から出る出汁がものすごくしっかりした味を付けてくれるんです。
ぽでんの作り方
作り方も簡単で、材料を切って、水入れて、煮るだけ。
肉は豚バラブロックと鶏手羽元。
豚バラブロックが安くない場合は無くても良いかもしれませんが、やっぱりある方が旨味が違います。
程よく脂身があって出汁も出るという点ではスペアリブでも良いかもしれません。
野菜はにんじん、たまねぎ、じゃがいも(個人的には崩れにくいメークイン)、大根、キャベツ、ねぎ、セロリ、プチトマト辺りです。
私はトマトが苦手なので入れていません。
セロリは入れると風味が良くなりますが、今回はあまりお安くなかったので入れませんでした。
ねぎはあるのに入れ忘れました。
豚バラブロックは1cm幅くらいに切り、鶏手羽元は2ヵ所くらい包丁で切り目を入れます。
鶏手羽元に関しては、以前に違うレシピで
「骨に傷をつけるようにすると出汁が出やすい」
というのがあったので、ホントかどうかはわかりませんが、とりあえず切り込み入れがてら骨に傷を付けるようにしています。
野菜はちょっと大きめの二口サイズくらいに切ります。
大きめの鍋に肉類を下に、その上に根菜、さらに上に葉物野菜を入れ、水をひたひたになるまで入れて火にかけます。
一緒にローリエを入れるのも良いのですが、今回は入れ忘れました。(忘れてばっかり)
沸騰してきたら火を弱めて塩を入れ、お茶パックに入れたかつお節も入れます。
これでしばらくコトコト煮るだけ。
私は30分位煮たら火を止めて、食べる直前に再び火にかけます。
味が薄いようだったら塩をちょっとだけ足してください。
器に入れたらお好みでコショウを少々。
最初にスープを飲めば、塩だけで味付けがされているとは思えないくらい味がする。
豚バラブロックは長い時間煮込んでいるので脂身がとろとろ、鶏手羽元も骨から肉がするっと取れて食べやすい。
野菜は自分から出汁出して、他の野菜から出た出汁吸ってるのでやわらかくて味が染み出る。
じゃがいもがわかりやすいですね。
個人的にはこの味だけでおかわりし続けられますが、味に飽きたらカレー入れたり、牛乳+チーズを入れても良いと思います。
温かくて素朴な味がホッとさせてくれます。
「広告会社、男子寮のおかずくん」は広告会社で働く若手営業マン、おかずくんと同じ会社寮に住む同期、先輩が毎週金曜日に集まって晩ごはんを食べる、という話を軸に、社会で働くこと、人とのつながりなどを温かく綴る物語です。
出てくる料理はレシピがあるし、作りやすいものが多いのでぽでん以外にも作っています。
美味しいレシピを知りつつも、あったかい人情物語を読みたい方にオススメです。
11月の和菓子 亥の子餅
11月最初の亥の日は亥の子餅の日。
正式には亥の月(旧暦10月)の亥の日の亥の刻(夜10時)に亥の子餅を食べて無病息災を願うのだとか。
夜10時にお菓子を食べる気はないので、お昼にいただきます。
あと、亥は陰陽五行説で水の属性に当たるため火災を逃れるという信仰があるらしく、この日にこたつや暖炉など火を使う道具を出すようになったそうです。
今の私はまだ暖房器具は必要としてない状態ですが、とりあえず無病息災を願って亥の子餅をいただきます。
コメント