今日は平日だけれども休み。
水曜日と言えば、映画館の「水曜サービスデイ」。
気になっていた映画「ランガスタラム」を見てきました。
動画と予告編の温度差が不明な映画
「ランガスタラム」はラーム・チャラン主演のインド映画。
「RRR」にすっかりハマってしまい結局4回見に行きました。
家でもYoutubeで「RRR」の音楽を流していたら、自動再生でラーム・チャランが主演で出た映画のダンスシーンまとめ動画が出てきました。
その中で「RRR」と一緒に出てきたのが「ランガスタラム」のダンスシーン。
ダンスシーンだけでは「軽い男性が女性にちょっかいを出している映画」に見えていました。
が、映画の予告編では
- 難聴を持ちながらも陽気に暮らす主人公
- 1980年代の金貸しで地主の村長に苦しめられている村
- やたらアクションシーンやきな臭いシーンが出てくる
など、あの陽気なダンスシーンからは想像もつかないシーンだらけで
何がどうなってこれにつながるの?
という疑問が。
その疑問を解消するために見に行きました。
ランガスタラムと感じたこと
映画の舞台は1980年代半ばのランガスタラム村。
村に住む主人公・チッティは難聴で人の声があまり聞き取れないが気にせず暮らしている。
そんな村の村長は村民にあくどい手法で金貸しをしつつ、返せなくなると村民の土地を取り上げ、苦しめる政治をする。
そんな村に帰省したチッティの兄・クマールは村の状況を改善すべく、村長選挙に立候補する。
その中で変わっていく主人公や周囲の人々の運命、判明してくる事実。
陽気なダンスシーンが多いものの、サスペンス要素が大きいように思います。
こういう流れになるのかな?と思っても全然違う展開が出てくる。
主人公とヒロインの恋、主人公と兄の兄弟愛にほのぼのし、家族みんなで円になって食事するシーンなんて最高に幸せ感満載だったのに、急に村長の暴挙や殴り合いとか不穏なシーンが出てきて、感情の振れ幅えぐい。
後半1/3くらいは
この話の終着点はどうなるの?
とずっとドキドキしていました。
時間の流れも最初のシーンが出たかと思ったら、数ヵ月前の話が出てきて、そのあと2年後のシーンになる、という風に時間軸があっちこっちに行くので結構混乱します。
映画館で見ると、物語とキャラクターを理解することに頭を使い、迫力のある音量に刺激されるせいか、見終わると凄くエネルギーを消費していました。
結構話が入り組んでいたので、伏線回収でもう一度見たい映画ではありました。
そして、ダンスシーンはやっぱり壮大で凄かったです。
この映画、結構長い
上映時間は174分と書いてあったのですが
まあ、RRRの3時間に比べたら短いでしょう
と謎の余裕をかまして見に行っていました。
ですが、映画の途中で「INTERVAL」と出てきて、
あれ?この映画結構長い?
というか、174分ってほぼ3時間やん!
とようやく気付きます。
(そして、この映画でも無視される「INTERVAL」)。
後で公式サイト見たら
スクマール監督の作品は長尺、そしてそれに由来する製作期間の長さがトレードマークの一つ
と書いてあって、妙に納得。
なので、映画館で見る時はお手洗い事情をしっかり考慮してから見に行くことをおすすめいたします。
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