今日は土用丑の日。
こういう行事ごとにはしっかりと乗っかっておきたいので、鰻とあんころ餅を食べておきました。
土用丑の日の鰻
土用丑の日と言えば鰻。
なのですが、鰻はあまり好きではないのでスーパーで売っていた鰻弁当を買ってきました。
1人なのでウナギのかば焼き1匹分は大きいし、これぐらいで丁度いい。
見た目よりも鰻が薄く、ご飯が多かったのは予想外でした。
鰻以外でも「う」の付く食べ物が良いらしく、「うどん」「梅」「瓜(きゅうり、かぼちゃ、冬瓜、ゴーヤ、スイカなど)」「牛肉・馬肉(うし・うま)」もあるようです。
そういえば、「うどん」と「かぼちゃ」は冬至の日にもあげられる食べ物。
冬至は「ん」が2つ付く食べ物と言うことで「うどん(うんどん)」「かぼちゃ(なんきん)」。
夏でも冬でも求められる食べ物というのに何だか凄さを感じました。
土用丑の日の和菓子・あんころ餅
土用丑の日にあんころ餅を食べるというのは数年前に知りました。
和菓子屋さんの前を通ったら、「土用丑の日はあんころ餅」というポスターが貼ってあり、そうなのか、と思って以来食べています。
餡の原料である小豆には魔除けの力があり、無病息災を祈って食べられるのだそうです。
この「小豆に魔除けの力」って何から来てるのか?で調べると諸説あるのですが
豆には「まめ=魔滅」つまり「魔を滅ぼす」
という意味があるとのこと。
節分に豆をまくのもここに由来があるのだとか。
さらに
赤色は太陽や火、血といった生命を象徴する色であり、邪気を祓う力がある
と考えられているそうです。
この2つの条件を満たしているのが「小豆」ということです。
なるほど。
私は和菓子が好きなので小豆を食べていますが、定期的に魔除けをしていたのですね。
あんころ餅と同じく餅をあんこで包んだ和菓子で「おはぎ(ぼたもち)」がありますが、あれは中の餅の形状の違いによるものらしいです。
あんころ餅の中の餅は米粒が無くなるまで完全につぶしたもの、おはぎ(ぼたもち)の中の餅は米粒の形が残っているもの。
あんころ餅の餅の米粒は完全につぶしていることから「全殺し」「皆殺し」と言い、おはぎ(ぼたもち)の餅は米粒の形が半分残っているから「半殺し」と呼ぶこともあるそうです。
和菓子の世界は上品、優雅なイメージがあるのに、ちょいちょい物騒なエピソードを持っているので面白くて好きです。
あんころ餅1個だけ買うのは気が引けたので、この時期ならではの和菓子「くず餅」も買いました。
透明な見た目が涼し気で、ぷるぷるしていてこれも美味しかったです。
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