野菜を買いに行ったスーパーで見つけたもの。
ビーツ
ボルシチで使われるというあの野菜。
名前は知っているのですがあまり見たことがなく、よっぽどの高級スーパーでないと買えないものだと思っていました。
そんなビーツが何と199円。
買ってしまいました。
ビーツの下処理
ビーツは煮込み料理やピクルスにすると美味しいと聞いていたので、早速作ろうとネットで調べると
ビーツは下処理が必要
とのこと。
しっかりと加熱をしておかないと土臭さが残るようです。
皮も硬いので加熱して柔らかくすることで皮がむきやすくなります。
下処理と言っても複雑な工程は必要なし。
たっぷりの水で40分ほど煮る
アルミホイルで包んで180℃のオーブンで30分焼く
このどちらかでできます。
今回はオーブンで焼く方にしました。
早速、ビニール袋を開くと
もの凄い土のにおい
雨上がりの湿った土のにおいがします。
さっと洗って、アルミホイルに包んで、オーブンで焼く。
時間になったら取り出します。
触ってみたのですが全体的にはまだ硬い。
火が通っているのか?と思いましたが、皮は包丁でするするとむけました。
出した時はまだ土臭さが残っていましたが、根っこのぼこぼこした部分を取り除いたらだいぶにおいはなくなりました。
根っこのところに結構土が詰まっていたようです。
ビーツは色素が凄い。
ちょっと染み出た汁に触れただけで手が真っ赤になりました。
ボルシチっぽいものを作る
下処理したビーツは半分をボルシチに、半分をピクルスにします。
ボルシチで使う肉は大抵牛肉らしいのですが、今回は豚こま肉を使用。
トマトがないのでトマトジュース、コンソメがないので鶏ガラスープの素、バターもないのでなし。
レシピガン無視ボルシチ風です。
野菜はにんじん、玉ねぎ、キャベツ、じゃがいも。
1cm角位に切ります。
ビーツも同じ大きさに切ります。
汁の色がすごいので、まな板が染まらないようにオーブンシートとラップを敷きます。
ビーツを押さえて切るだけで手が染まりますが、下処理のおかげでさくさく切れます。
豚こま肉も適当な大きさに切ったら準備完了。
フライパンに油を引いて熱し、玉ねぎとにんじんを炒めます。
玉ねぎが透明になってきたら、豚肉を入れて色が変わるまで炒め、キャベツ、じゃがいも、ビーツを入れます。
混ぜているとまだピンク色の豚肉を発見。
ちゃんと火を通したはずやのにおかしいな、と思ったら、ビーツの色であることが判明!
全ての食材がどんどんビーツの赤色に染まっていきます。
ここでトマトジュースと水を入れ、何となくの気分でローリエを入れて煮込みます。
最後に鶏ガラスープの素、塩、コショウで味付けをして出来上がり。
トマトジュースを入れたのに、それをかき消すほどのビーツの赤。
これはお弁当として持っていくことにしました。
ピクルスを作る
下処理した残り半分をピクルスにします。
ビーツと玉ねぎを薄切りにし、保存容器に交互に重ねて入れます。
小鍋に酢、砂糖、塩、コショウを入れて加熱。
砂糖が溶けたら、保存容器にかけて漬ければ出来上がり。
調味液を入れた瞬間からにじみ出るビーツの色。
とにかく色がすごい。
晩ごはんに食べてみました。
しっかり加熱したボルシチと比べると、加熱が弱いせいか若干の土くささが残っているような感じがします。
ですが、食べていくうちに気にならなくなる程度のニオイです。
食感はじゃがいもを生で食べた時のようなしゃくしゃくした感じ。
ほんのりと甘味がするので、お酢に漬けている割には酸味よりも甘味があるような感じです。
何かと合わせて、というよりはこれ単品でもくもくと食べてしまいます。
そして問題は色。
別の料理と一緒に盛り付けると、ビーツの色があちこちに付いてしまって他のおかずがビーツ色に染まってしまいます。
食べる時は小皿に分けて、完全隔離するのが良さそうです。
きょうのおべんとう
- ボルシチっぽいもの
- おかかおにぎり
ビーツが入っているけれど、色々な具材が別の物で代用されているので「ボルシチっぽいもの」。
ビーツ独特の色が普段のトマトスープとは異なる雰囲気をかもし出しています。
色は不思議な色ですが、味はトマトが入っているのもあって食べやすくなっています。
しっかり煮込んだおかげか、ビーツの土くささもすっかり消えていました。
ですが、全食材がビーツの濃い色に染まってしまった上に、全て同じ形状に切ってあるのでどれがどれかが判別しにくい。
口に運ぶと、ビーツを食べたつもりがじゃがいもだったり、にんじんを食べたつもりがビーツだったり。
明るい所で食べているのに闇鍋状態です。
何とも不思議。
ネットで探せば色々レシピがあるので、他にはどう調理しようかとワクワクしてきます。
まずはスイーツを作ってみたいです。
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