親戚がそこそこ居たせいか、小さい頃からお葬式という場に行く機会があったように思います。
そこで見た当事者の「困った」話。
それを見ていたためか、自分の時はできるだけ迷惑をかけないようにしたいな、と考えています。
最近祖母に会ったこともあり、またあれこれ考えていたら父のお葬式の事を思い出しました。
人によっては「亡くなった人のことをそんな風に言うなんて!」と不快に思われるかもしれませんが、我が家は基本的にこういう感じなので予めご了承ください。
本当にあった。父のお葬式後の話
私の父は10年ほど前に他界。
ガンで入院し緩和病棟に入った後、病院で最期を迎えました。
何やかんやあってお葬式も無事に終わって一息。
病院に置いていた物を回収して帰ってきた母が
お父さんの片付けしてたら、枕の下から手紙出てきたんやけど。
我々には何も言わず、ひっそりと手紙を隠していたようです。
犬なの?
ちょうど、兄、私、祖母、母と揃っていたので開封。
内容としては自分のお葬式でしてほしいことがある、と書かれていました。
もうお葬式終わったよ
今更希望を知ってもどうしようもないのですが、母が読み上げます。
まずは参列した人全員に酒を振る舞ってほしい
いや、車で来てる人居るから無理やろ
早速兄が却下。
葬儀場ではベートーベンの第三を流して欲しい
第三って何!?五とか九やなくて?何で三!?
私はよくわからないのですが、ベートーベンで第三と検索したら「英雄」という曲が出てきました。
最後のあいさつで●●という映画の最後で霊柩車に乗って荒野を走っていくシーンの主人公の心情を述べてほしい
…お母さん、こんなん無理やわ
なぜ最後のあいさつで映画の感想(心情)述べなければならんのでしょう。
一番の謎です。
戒名を付けてほしい
戒名、付けてたやんな?
あの子、いつも神さんも仏さんも信じるかい、言うてたからなあ。
でも、最後に何かに頼りたいものがあったんかもしらんなあ。
祖母の考えになるほど、となりつつも、最終的に皆で思ったのは
見つかったのがお葬式の後で良かった!
こんなものがお葬式の直前で見つかった日にはえらいことになっていました。
同時に何かを希望するにしても事前に家族との話し合いは必要だなと思いました。
とは言え、話し合っても実現が不可能なのに自分の希望を押し通しても、残った方は困ってしまいます。
そこは先立つ方が妥協するのも必要かと思うのです。
お葬式なんて人生の中で数ある程しかない出来事ですが、お互いが困らないようにするためにあれこれ考えるのは大事なんじゃないかとは思います。
こういうことを話すと、縁起が悪いと言って怒る人も居ますが、縁起云々以前に確実に発生することなんですよ。
宝くじが当選したら何しよう、と話し合うよりもずっと現実的で計画的だと思うのですがね。
きょうのおべんとう
- ゴーヤチャンプルー
- もやしナムル
見切り品のゴーヤを購入。
ゴーヤチャンプルーは緑黄色野菜が多いので野菜炒めの中でも栄養価が高いイメージです。
野菜をあるだけ入れるので、いつも2食分できてしまいます。
なので、お弁当に入れた残りは必然的に朝ごはんになります。
味付けは塩コショウ、酒、しょうゆだけなのに毎回美味しく食べられるのが不思議。
秋になったのでそろそろゴーヤの時期も終了でしょうか。
食べ納めのゴーヤチャンプルーです。
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