金木犀の香りと就職活動の思い出

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日常
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会社帰り、どこからともなく金木犀の香りが。

10月になると香る秋の香り。

この香りを感じるといつも思い出すのは大学4回生の就活の頃。

金木犀の香りを感じながら、会社の二次面接へ行ったのを思い出します。

そんな私の就職活動記録。

(何だか長くなってしまっています。)

氷河期世代の就職活動

私は就職氷河期世代。

一応、2回生くらいから学校で開かれる就職向けセミナーには参加し、3回生の2月位から合同企業説明会に行ったり、企業に応募をしたりはしていました。

早く活動していたからと言っても早く決まるわけではない。

就職活動は私の苦手が集まった活動でした。

まず、論文的文章を書くことが苦手

論文を書くのが嫌すぎて、卒業論文は文章というより製作提出を行う研究室に居ました。

なので、エントリーシートや志望動機などの文章を書くのが苦手。

書き方の本などを読みつつ、何とか文面を書き上げていました。

そして人前で話すの苦手

私はものすごい上がり症。

発表会では読み上げる原稿を一言一句完全に暗記し、それを間違えずに話すことしかできない。

発表後に質問などされようものなら、頭が真っ白になって答えに詰まるような人間なのです。

なので、面接のような臨機応変さが求められる場面がストレスでした。

さらに無駄に馬鹿正直

出来事を盛って話したり、ハッタリをかましたりということができない。

自信のある人なら

自信のある人
自信のある人

(そんなにできていなくても)こういうことができて、こういう貢献ができます!

と言えるところも

ごう
ごう

一応できんこともないけど、そんな大声で言えるようなことでもないしな...

と思ってしまい、うまく言えない。

とにかく苦手だらけで就職活動を前向きに頑張るということもできず、5月くらいには気持ちがぽっきり折れていました。

就職活動が低速化する夏

4月の終り頃には内定をもらう人が現れるので、気持ちに焦りはあるものの動く気になれない。

自分に自信も無いので何をすればいいのかわからない。

この時期は逃げるように研究室にこもりました。

一応、2週間に1回くらいは書類選考と面接に行くことで就職活動をしているように見せていました。

面接へ行く日、母はこっそり私の靴を磨いてくれていましたが、ありがたいような申し訳ないような気持ちで苦しかったです。

秋に訪れた転機

転機が訪れたのは9月に入ってから。

会社説明会を行うので来ませんか?という電話がかかってきたのです。

話を聞いていると私が興味を持っている食品・健康分野。

創業して4年目で新しく、新卒採用に力を入れているとのこと。

せっかく興味のある分野なので説明会に行ってみようと思いました。

実際に説明会に行って知ったのが、会社がとりあえずやってみる精神だったので、経験がなくても希望の部署に行ける可能性もあるということでした。

その中にデザイン部門もありました。

イラストを描くのが好きでデザインにも興味がある、食と健康に関わることができる、自分のできることに合致した会社だったのです。

数ヵ月就職活動をしていたなかで初めて「行きたい!」と思った会社でした。

内定の決め手は紙芝居

面接を何とかクリアし、社長面接まで行くことができ、最終的な決め手になったのが「紙芝居」でした。

デザイン分野希望で応募したものの、美術大学生のようなポートレート(作品集)がない私。

唯一作品として出せるものが実習中の発表のために作った紙芝居。

何で大学生にもなって紙芝居作ってるの?と思われるでしょう。

私は人前での発表が何よりも苦手

なのに実習中に発表をしなければならなかったのです。

発表中でも原稿をチラ見するくらいなら許されるかもしれませんが、そんな器用なことはできない。

しかし、紙芝居なら表面にイラスト、裏面に話を描いているので、堂々とガッツリ原稿を見ながら読むことができる!

そんな邪な考えで作ったアイテムが面接に登場するとは、作った時は考えてもいませんでした。

結果、大きなスケッチブックに書いた紙芝居を持ってくるというインパクト、紙芝居という形で話をまとめることができる、という点が評価してもらえ、無事に内定を得ることができました。

ただ、紙芝居が決め手ではあったと思いますが、それ以上に「この会社に入りたい」という気持ちがちょっとずつ行動を変えていたのだと思います。

やはり気持ちは合否を左右するものなのですね。

選考が9月終わりから10月にかけての実施。

ちょうど金木犀の香りが漂う季節に行われていたので、この時期はいつも就職活動のことを思い出します。

あれから何年も経っているので就職活動市場も大きく変わっていると思いますが、いつまで経っても内定が出ない、という方もいるかもしれません。

でも、ご縁はある日、意外なところからひょっこり現れてきます

その時期を信じてまだまだ焦らずに活動してくださいと伝えたいです。

ま、ものすごく希望して入社した後はハードワークとストレスで怒涛の日々でしたが。

就職活動の不思議話

そんな私の就職活動でしたが1点不思議な点が。

入社してから、

ごう
ごう

9月にかかってきた電話で会社説明会に参加できました。

と人事担当の人に言うと、

採用担当
採用担当

え?そんな電話してたかな?

あれ?じゃあ、あの電話は一体どこから?

まあ、入社して働けているからいいか、と納得していました。

きょうのおべんとう

  • 豚肉生姜焼き
  • きゅうりぬかづけ
  • 根菜煮
  • レンチンかぼちゃ

豚肉の生姜焼きは色々レシピがありますが、未だに自分の好みのものに出会えません。

あるレシピでは豚肉に片栗粉をまぶしてから焼くとタレが絡む、とありますが炒める時にフライパンに肉がこびりつくし、味が濃い。

あるレシピでは豚肉を調味料につけ置きしてから焼く、とありますが何だか物足りない味になる。

今回は調味料につけ置きして焼きましたが、やっぱり何だか物足りない味。

まだまだ好みの生姜焼きを求める旅は続きそうです。

い味。

まだまだ好みの生姜焼きを求める旅は続きそうです。

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