今日はクリスマスイブ。
今年も友人とクリスマス会をしました。
とは言っても、ご飯を食べて、お茶して、話をするというコース。
いつもと違うのはプレゼント交換をするくらいです。
その中でも今回は私の「今年やりたいこと」を実現してきました。
それが「すき焼きの老舗、三嶋亭とすき焼き キムラの食べ比べをする」です。
三島亭のすき焼きを食べる
三嶋亭は今年の夏に行きました。
お値段がランチでも9,000円近くとお高い。
ですが、調理は全てお店の人がしてくれます。
丁寧な手順で肉を焼き、それを器に入れて渡して下さる。
一つ一つが丁寧で、もてなされている感が凄い。
お肉もサシが入っているのですが、脂っこさがなく、それでいてやわらかい。
野菜も豆腐も麩も全てお店の人が調理し、盛り付け、提供してくれます。
ちょっとしたコース料理のようです。
一人当たりの肉が2枚ほどなので
これで足りるのかな?
と心配しましたが、1枚当たりのサイズが大きいのと程よい脂、ご飯で結構お腹が膨れました。
とにかく、上品、丁寧。
価格分のおもてなしをしてもらえた気分で満足でした。
すき焼き キムラのすき焼きを食べる
今回行ったのがすき焼き キムラです。
ネットの口コミで「予約をしておいた方がいい」という書き込みを見たので、事前に電話予約をしておきました。
お店は12時開店。
開店前には既に何組かが待っている状態でした。
予約をしておいたものの、一応早めに並んでおきます。
開店と同時にお店に入っていきますが、特に予約している、していないの確認をしていない感じ。
一応「予約した者ですが」と伝えはしましたが、それでいて何かが変わっている感じはありませんでした。
席が空いているせいか、予約をしているからと言って特に優先されるわけでもなし。
ちょっと待ちましたが、すぐに席に案内してもらえました。
これ、予約の意味があったのだろうか・・・?
お店の中は昭和の雰囲気。
どことなく懐かしさを感じます。
すき焼きメニューは
並 すき焼 3,100円
ロースすき焼 3,300円
ご飯は別で200円
普段ならランチ価格があるそうなのですが、年末年始は対象外だそうです。
それでもいい肉のすき焼きが3,300円で食べられるのは貴重。
すき焼き キムラは自分で調理するスタイルです。
席に作り方案内があるのでそれを見ながら作ります。
関西のすき焼きは最初に肉を焼いて食べ、そのあと野菜を焼いていくスタイルですが、こちらは野菜を敷いて、その上に肉をのせ、合わせ調味料をかけて炊く。
味は濃いめですが、溶き卵を絡めると丁度いい味。
ご飯も進みます。
値段が手頃なので肉はどうなの?と心配になるところですが、こちらもほどよくサシが入っているのに脂っこ過ぎず、やわらかい。
三嶋亭と同じくらいの満足感です。
「三嶋亭」と「すき焼き キムラ」 個人的感想
すき焼きは同じくらい満足できるのでこの二つの違いは何か。
個人的に思うのはお店のスタイルだと思います。
三嶋亭は全てお店の方が全て対応してくれる。
そして、お店の人の応対が高級店ならではの丁寧な対応です。
「丁寧にもてなしされている」感はあります。
ただし、ペースがお店の人任せになるので、自分の食べたい順で食べられない所があります。
お店の人が席を離れる時があったのですが、その間も
「この野菜、もう食べても良さそうやけど勝手に食べていいの?」
「この具、引き上げてもいいかな?お店の人待った方がいい?」
と友人と相談するなど、ちょっと戸惑うところもありました。
対して、すき焼き キムラはお店の中や応対が大衆食堂、庶民的な感じです。
ザーッと案内され、注文を取り、料理が出てきたら後はご自由に!
お店の人の対応はサバサバしていて、正直「おもてなし」を期待する所ではありません。
ですが、注文してから出てくるまでは早い。
最初に食べたいものを全て注文しておけば、後は全て自分のペースでできます。
1回目は勝手がわからなかったので戸惑いましたが、流れがわかると手軽にいいすき焼きを食べることができるお店だと思います。
ただ、お店の人の応対でちょいちょい不安になったり突っ込みどころがあったりしたので、そういったのをネタにして笑えるくらいの精神が必要だと思います。
そんな感じで友人と出した結論は
丁寧なおもてなしを受けたい、特別な日にしたいなら三嶋亭
いいすき焼きをサクッと食べたいならすき焼き キムラ
という事になりました。
どちらも食べやすいお肉なので、状況によってお店を選ばれるといいのではないかと思います。
京都ですき焼きを食べる際の参考になれば幸いです。
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