昨日、本屋さんをぶらぶらと回っている時に見つけた本。
小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本たった1日で?
19×19まで暗算ができるようになる?
なんとも興味深い。
なぜなら、私は暗算が苦手。
2桁と2桁になると足し算でも危うい。
頭の中で筆算をしつつ、計算し、間違える。
かつて、暗算が簡単にできるようになる本を読んだけれどもページが多いのと理屈がイマイチわからないので挫折。
でも、
昔の日本人は暗算力がすごかった
とか
インド人は19×19まで暗記している
という話に、頭の良さと暗算力の高さは比例している感じがしていたので、「暗算ができる人」になりたい気持ちはあったのです。
そんな時に出会ったこちらの本。
1冊100ページ程という薄さ
中は2桁の足し算と掛け算が書かれた簡単そうな計算ドリル
これならできるかも、と思い購入しました。
小学生時代の呪いが解けた「さくらんぼ計算」
最初に出てきたのが「さくらんぼ計算」。
16+9を計算するなら、9を「4+5」に分けて、「16+4=20」と「5」で計算。
答えは「25」。
あれ、この計算方法、そろばんのやり方に似てる。
小学校で習ったそろばん。
扱い方がわからな過ぎて苦手だったそろばん。
一の位の玉を足して、十になったら十の位の玉を動かす。
今回の場合だと、「9」を「4と5」に分解して「6+4」と「5」で玉を動かしていけば計算ができる。
この理屈がわからなかったから。
なぜなら、私が小学生の時に教わったのが「一の位の6と9を足して15」。
そこに「10」を足して「25」という計算方法だったからです。
なので、頭の中でいったん計算して「6+9=15」だから「十の位の玉を1つ動かして、一の位の玉を5にする」というやり方をしていました。
当然、頭の中で計算をしているのでそろばんは無意味。
先生に
「頭の中で計算したらあかんよ」
と言われていましたが(他にも言われている子がいた)、計算しないと使えなかったのです。
なんや~
そもそもの計算のやり方が違うんやん~
そう教えてくれよ先生~
うん十年経った今、ようやくそろばんのからくりが理解できたのです。
もうこれだけでこの本は十分役目を果たしてくれました。
「おみやげ算」で19×19までをマスターする
続いては「おみやげ算」という考え方で計算していきます。
細かく書いていくことはできないのですが(文字数等々の関係)、「おみやげ算」と「さくらんぼ計算」を使うことで19×19までの計算ができるようになるというものです。
ステップが細かく分けられていて、小さい階段を1つ1つ上っていくように丁寧に説明してくれています。
そして、1つのステップあたり4~5ページほどの計算問題。
たくさんある計算問題。
とにかく計算していきます。
同じことを繰り返し行うことで脳に定着させる、という感じです。
どれも簡単な計算なので、サクサク進めることができました。
最終ステップであるステップ8まで約2時間くらい。
A4用紙両面に書いて5枚くらいで終わりました。
結果はこんな感じ。
暗算ができるようになる段階まではいきませんでしたが、それでも19×19までの掛け算なんて筆算が無いと計算できなかった私。
ワンクッション挟んだだけで答えが出せるようになったのですから、なかなかの成長ではないでしょうか。
あと2~3回繰り返せばやり方を定着させることができそうです。
小学生向けに作られてはいますが、大人になっても暗算が苦手な人にはぜひ試してみて欲しいです。
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